これまでLinuxカーネルのコアMM(メモリ管理)関連パッチは、Andrew Morton氏が管理するMMツリーを経由して主线に合流するのが通例だった。Linux 7.4のサイクルでは、その一部を流すための新しい経路としてCore MMツリーが導入された。
目玉は「Nasty Long-Standing Bugs」と表現される、長期にわたって残ってきた修正の群である。コアMMの再構成とあわせて、マージのボトルネックを分散し、レビュー負荷を下げる狙いがあると読める。
エンタープライズLinuxでは、メモリ管理系のバグ修正の合流経路が変わることは、安定性重視のカーネル選定やバックポート戦略に影響する。ディストリビューションの7.4対応進捗と、どの修正がCore MM側で先行するかどうかを追跡しておくことが望ましい。