KDEプロジェクトは2025年に、Plasma 6.7がX11セッションをサポートする最後のバージョンになると発表していた。KDEの告知を追っていたユーザーにとって、Plasma 6.8でX11対応が外れたこと自体は予定通りである。
問題視されたのはFedora側の進め方だ。4月にPlasma 6.6とともに出荷されたFedora 44がPlasma 6.8へ更新された際、X11セッションはほとんど予告なく失われた。LWNの報道によれば、これに驚いたユーザーの巻き戻し要請に対し、Fedora Engineering Steering Committee(FESCo)がFedora 44と最新のFedora 45の双方について却下を投票で決め、X11セッションの終了は恒久の方針となった。
アップストリームの告知は、ディストリビューションの更新を待つだけの利用者には届きにくい。企業のデスクトップLinux運用では、X11依存アプリの棚卸しとWayland移行の検証を、アップデート適用の前倒しとセットで計画すべきである。