今年初め、現代のDisplayLinkハードウェアに対応する実験的なオープンソースLinuxドライバが登場した。Rustで書かれたドライバ「Vino」は、クリーンルーム方式のリバースエンジニアリングによって開発されたもので、プロプライエタリなソフトウェアなしでDisplayLinkアダプタを使えるようにする試みだった。
Phoronixの報道によると、Synapticsはこの独立系コミュニティ開発のドライバを阻止するため、法務チームを動かしたもようである。開発者への削除要請が伝えられ、GitHub上のリポジトリはすでに取り下げられたという。
DisplayLink対応のドッキングステーションやマルチディスプレイ環境をLinuxで運用する組織にとって、オープンソース実装の存続は調達判断に影響する。ベンダー公式ドライバへの依存が当分続く見込みで、導入時にはその保守状況の確認が不可欠である。